5月の様子
残雪と白馬三山
観光シーズンの始まりは例年５月中旬。尾根上には多くの残雪があります。北アルプスに現われる雪形をお楽しみください。
雪に覆われる八方池
八方尾根では人気のスポット八方池。この時期はまだ雪の下に埋れています。どこにあるかわかりますか？
雪融けとともに咲き出す
春の陽射しを浴びて花が咲き出します。ハルリンドウもそのひとつ。春先の八方尾根でよく見られる花のひとつです。
大パノラマが広がる
遮るものがない尾根上は自然の展望台。西から北、北から東、東から南へと雄大な山岳風景を楽しむことができます。
6月の様子
解氷進む
気温があがるにつれ、八方池が次第に姿を現します。池の畔から少しずつ雪が融け出します。
湿原と北アルプス
黒菱にある鎌池湿原。緑は目立ちませんが、小さな芽が出てくる季節です。地塘の水面に映る北アルプスがきれいです。
各所で咲いている
雪割草が各所で咲いています。雪融けが遅い場所では７月になってもこの花が咲きだします。
数々の高山植物
八方尾根では１６０種類を越える高山植物が自生しています。足下にも咲いています。荒らすことなく大切に見守りましょう。
7月の様子
７月でも残雪あり
ようやく池の全容が見えてきた八方池。夏本番が迫ってきました。池の畔は休憩場所として人気があります。
数少ない高山植物も
第３ケルン付近ではイワギキョウなどが咲き出します。場所も限られ数も少ないので、花期にあたったときは感動です。
緑濃くなる湿原と山々
すっかり湿原らしい色に染まり、ニッコウキスゲなど、お馴染みの高山植物たちが花を咲かせます。
ワタスゲ揺れる季節
第２ケルン手間、木道脇の湿地ではワタスゲが見頃を迎えます。白く見えるのは花が終わった後にできる穂の部分です。
8月の様子
逆さの白馬三山
カメラを構える人も多い八方池。その水面に映り込む定番の風景を撮影しようと、多くのカメラマンがレンズを向けます。
色鮮やかに
中旬以降、次の季節の訪れを感じさせてくれる花が咲き出します。マツムシソウがそのひとつ。青紫色の大きな花でよく目立ちます。
小さな草花を楽しむ
足元の草むらを注意して歩いていると小さな花を咲かせる高山植物に出会えるかも。ゆっくり観察しながら歩いてみましょう。
夏後半になると
タムラソウが風に揺れ、山肌の色も少しずつ変わり始めます。緑が薄れ、地肌の土や岩の色が目立つ様になります。
9月の様子
空気が澄んだ好天の日
雲ひとつない好天に恵まれた日は絶好のトレッキング日和。おいしい空気とともに初秋の景色も味わえます。
紅葉が始まる
赤や黄、橙といった秋の色に染まり出します。道中の紅葉も綺麗ですが、おすすめは八方池周辺。秋には是非見ておきたい風景です。
草紅葉も見られる
紅葉は樹木だけではありません。湿原の植物たちも染まり出します。北アルプス連峰と一緒に写真に納めてみてはいかがでしょう。
鮮やかに染まる
紅葉の代表ともいえるナナカマド。真っ赤に変わった葉はとても鮮やかです。
10月の様子
初冠雪の便りも
山上の紅葉が終わり、中旬ごろになると初冠雪の便りが届きます。お越しの際は好天でも防寒対策を忘れずにお願いします。
山を下る紅葉
紅葉は山を下り、兎平付近が美しく染まります。リフトに揺られながら眺める紅葉も良いものです。
空気が冷たくなる
寒く感じる季節になります。この時期は空気が澄んでいて晩秋から初冬の景色がより美しく見える時期です。
やがて来る白銀の季節
天候によっては尾根に雪が積もる日があります。観光、トレッキングシーズンは終了し、雪深い本格的な冬が始まります。
